ことりログ

日々のつぶやきをつらつらと

In one of the stars I shall be living. In one of them I shall be laughing. And so it will be as if all the stars will be laughing when you look at the sky at night.

ADHDの子供

4

仲良くしてもらっている知り合いから先日、
「うちの子ね、ADHDなの」
と告白が。



ADHD「注意欠陥/多動性障害」、というもの。
私にとってもなじみの深い言葉です。


タクが幼稚園生の頃に、初めてこの言葉を知りました。
たまたま読んだ雑誌の特集記事だったのですが、それを見た瞬間、
「これだ・・・!!!」
と道が開けた気持ちになったことをよく覚えています。



タクって私にとって、とにかく手に負えないと感じる子供でした。
子供が一人の時にはまだ「男の子だからやんちゃで・・・」で済ませていましたが、
4年後に生まれたゲンのあまりの育てやすさに、
「もしかしてタクって・・・」
と、何かはわからない、でも「何か」あるのではないかと疑っていたのです。



そんなに道理を外れた子育てをしたつもりはありませんが、
親である私が自分の子に手を焼くくらいですから、
周りの大人、特に他人にとって、タクの行動は「全て母親である私のせい」と決めつけられることが多かったです。


辛かったなぁ^^;


買い物に出かけた先で、私のそばを離れ、気ままに遊んでいるタクをやっとの思いで見つけ、
駆け寄った私にそばで見ていた知らない人が
「お母さんがちゃんと見てないとダメじゃない!!」
と怒鳴られたことも一度や二度ではありません。


今思えば、それはタクが好奇心が強い子だからであって、
今ではその好奇心が、なんの恐れもなく海外に留学するなどの行動力を発揮しているわけですが、
当時はそれはまだわからないことだし、
第一、見ず知らずの他人に、子育てアドバイスをされるならまだしも、
事情も知らないのに頭ごなしに怒鳴られるのは、やはり面白くはなかったです。


初めてADHDの子供の特徴として書かれている行動を読んだ時、
「あぁ、タクはきっとこれだ」
と思いました。


そして、「障害」という言葉がついているにも関わらず、
「よかった・・・!!」
とホッとしたのです。


なぜなら、「私の育て方が悪かったんじゃないんだ」と思ったから。


それまでずっと避難ばかりされていたので、
そのことがどんなに救いだったことか。



その後、幼稚園や担任の先生たちに何度か相談したことがありますが、
どの先生も
「お母さん、男の子なんてこんなもんですよ」とか、
「まだ小さいですからね、もう少し様子を見てみないと何とも言えませんね」
と、私が心配し過ぎのようにすらおっしゃってくれる方もいました。



結局、
「育てにくい子」
という印象のまま、高校1年生まできましたが、
今振り返ってみると、障害ではなく、「その子の性格」だったのだと思います。



まぁ、どちらかといえばそちら側に近いけど、
私も気にし過ぎる性格だから、お互いが両端の端っこにいたなぁという感じ。




そのお子さんですが、可愛い男の子で、
面白くてちょっとやんちゃで、タクと同じようにいろいろなことに興味がある子。


ただ、タクとはまたちょっと違うなぁと思うことはたまにありました。


何か嫌なことがあったのかなぁとか、
すごくうれしいことがあったのかなぁと解釈していましたが、
今思うと、それらが症状だったのですね。

知り合いはこれまでずっと、私が経験してきたような「育てづらさ」を長年抱えてきたのだとか。


そして病院でその診断が下された時、
「あぁ、よかった・・・!!」
と思ったのだそう。



話しを聞いていて、涙が止まりませんでした。
今までどれだけ辛かったか、簡単に想像がつきます。


こういうタイプの子供って、同級生は特に何とも感じないのに対し、
親が自分の子供に吹きこんだり、大人が責めるパターンが多いと思います。


タクなんてまんまそうでした。


私はそこまでひどい子だと思っていなかったのに、
同級生の親から
「タク君がこんななのはお母さんの育て方が悪い」とか、
「タク君はどこかおかしいんじゃないか」とか言われることはしょっちゅうでした。


と言ってもそんなことを言うのは一人だけでしたが、
その人があちこちに拡散していたので、本当に悲しかった。



でも結局、そのうちの子供はその後ひどいいじめにあったみたいだし、
母親のそういう性格も広く知れ渡ったので、
自分は間違ってなかったと思え、ある時から急に気持ち的に楽になったのですが。



そういう経験をしてみて思うのは、
「他人に何を言われようと、結局は親が自分を信じること」
だとつくづく思うのです。


私がモンペにボコボコにされていた時だって、
一言言い返せばそれで終わっていたことだったのに、
体裁やご近所ということを考えてしまって言い返せなかったので、
相手を助長させてしまうという結果に。


タクを守る強さがなかったなぁと思います。




結局タクはADHDではなかったし、今は私もたいした苦労もすることはなくなったし、
あの嵐のような期間は何だったんだろうなぁと思います。
大きな傷跡は今でも胸に残ったままだし。



知り合いの子供ですが、
診断も下されたそうですが、私から見たらそんなに悩むことはないような気がします。
まだまだ小さいし、もう少し大きくなったらまた違ってくると思うし。


振り返ってみると、当時私に必要だったのは、
「大丈夫だよ」
という言葉だった気がします。


否定ばかりされていたし、
同じ「大丈夫だよ」という言葉だって、賢いお子さんを持つ人に言われても
こちらの弱った心にはちっとも届きませんでした。


だから、私のような「疑似体験」をした人間が、
落ち着きのない子を持つお母さんに 「大丈夫」と言ってあげるのが少しは心が休まるのではないか、と。



うちは病院で診断を受けたわけではないのでエラそうなことは言えないのですが、
周りの人がメンタルの部分を和らげてあげることが大事なのでは?と思うのです。


相手を否定をするのは簡単だし、相手を否定することで自分が優位に立った気持ちになるのか、
調子に乗る人っていますよね。

経験的に、そういう人って案外弱い人が多いです。
でもこちらが黙っていると調子に乗って責めてくる。


だから、一度ガツンと言ってやってください。
うちもそうでしたが、その後二度とうちに「ピンポ~ン」とやってくることはありませんでしたよ^^


そんな人間に流されないよう、自分の子供を守っていきたいですね。



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4 Comments

かっちゅう says...""
ちょっとずれたコメントになるかもしれないのですが

知人に、小児科をやっているお医者さんがいて
小さいころ、ご自身がADHDだったそうです。
その方は、その道では5本の指に入る
(私には専門的なことがわからなかったのですが)
先生なのだと人づてに聞きました。
人柄もとてもよい方です。
なので、私自身は、ADHDの子供さんと聞くと
将来偉くなる人のように思えます。
2012.11.02 21:18 | URL | #- [edit]
★かっちゅう様 says...""
え~、もしかしたらその先生、N先生?
だとしたらかっちゅうさん、すごい人と知人!!


ADHDって、子供の頃は周りから浮いてしまいがちだけど、
秘めたる才能の持ち主だと思ってます、個人的に。
一つの事への集中力や観察力に長けているし。
だから友人の子も、決して悲観することはないと思うのですよ。


・・・と、それも親じゃないから思うことで、
親としたら辛いだろうし、にわかにはそう思えないかとも思うんです。

だからこそ、そばにいるものが声掛けをしてあげたいな・・・と。
さしでがましいとは思うのですが。
2012.11.05 11:15 | URL | #- [edit]
かっちゅう says...""
いや、残念ながらその方ではないようです(笑
有名な方がいらっしゃるのですね?
2012.11.05 23:44 | URL | #- [edit]
★かっちゅう様 says...""
そう、本も出していて、多分第一人者的なお医者さんだと思います。

今日も例のお子さん、可愛く元気に登校していきました。
すくすく育て~!
2012.11.07 11:45 | URL | #- [edit]

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