ことりログ

日々のつぶやきをつらつらと

In one of the stars I shall be living. In one of them I shall be laughing. And so it will be as if all the stars will be laughing when you look at the sky at night.

銀色夏生「つれづれノート」の中でキラリと光る言葉たち

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銀色夏生さんの「つれづれノート」。
詩人・エッセイストである銀色夏生さんが、日々を切り取ったなんてことのないエッセイなのですが、独特な切り口が好きでもう何年も読み続けていま・・・・した。


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人気シリーズ「つれづれノート」は、長い間一年に一回の割り合いで発行されていたのですが、休止していた時期があったり、ここ数年では年に二冊の発行になったり。

私が銀色夏生のエッセイを大好きだったのは、そうだなぁ・・・つれづれノート11「どんぐり いちご くり 夕焼け」くらいまでかなぁ。



自由で気まぐれで、自由になるとてつもないお金を散財してやりたいこと・好きなことに猪突猛進していく破天荒っぷりが、一般人にはとてもできないことを次々に、後ろを振り返らずにやっていく姿が好きでした。

そして、その時々にキラリと光る言葉があって、年に一度に発売されるのを毎年楽しみに待っていたし、それまで発売されたつれづれを何度も何度も何度も読み返したものでした。


が、ある頃から、銀色さんと読者のバランスが崩れてきたのを感じました。
編集者の異常なまでの持ち上げっぷり、銀色さんの方向性の違う破天荒っぷりが炸裂し、これまでの長年のファンが一気に去って行ったのもこの頃。

それを銀色さんは、
「人は変わるもの。それをとやかく言うならついてこないで」
というような、ちょっと冷たい言い方でバッサリ切ったものだから、さらに長年のファンはがっかりしたものでした。

でも、昔からのつれづれファンって、銀色さんはまぁどうなってもいいのだけど、子供であるかんちゃんやさくのその後が知りたいのです。
これはもう、生まれた時から知っているから、親戚の子みたいな感覚です。

ただ、本としてはもう「教祖様」的な方向に進んで行ったので(スピリチュアルに傾倒・今も少人数を集めては「~の会」というのを開催しているみたい)、何年も買うことはありませんでしたが、時々新刊が出ると写真の部分だけをチェックしていました。

かんち、大学生になったんだ~とか、さく、目が死んでる・・・とか思いながら^^;


私はスピリチュアルなことに関してはむしろ好きなのだけど、あまりにも参加者や編集者からの持ち上げメールを、まるっとそのままコピペして転載してあるのが嫌で、飛ばして読んだりしていました。
で、その後は辟易して離れていたのです。


が、少し前からまたちょっと以前の銀色さんのつれづれに戻りつつある・・・という噂を聞きつけ、新刊を買ってみました。




これが・・・久々に私がずっと昔に好きだったつれづれになっていました。
一部ファンからの熱烈なラブレターのコピペもなかったし、虫君や伊集院君とのやりとりも少なかったし、あのほんわかしたイラストも増えていたし、料理の写真やレシピのイラストなんかもあったし。

昔からのファンはきっと嬉しい一冊だったと思われます。


そして、このつれづれのもう一人の主人公でもある、娘さんのかんちゃん(カンチ・カーカと呼び名がいろいろ変る)。
アニーよりも四つくらい上?で、今は大学生。
このカーカがもう・・・本当に手におえない子でした^^;

読んでいても腹立たしいほど、特殊だなぁと思われる性格。
もちろん、読み物の中に書かれていることなので、多少大袈裟に書いている部分もあるでしょうが、それを差し引いてもかなりのモンスターです。

こんな子が家にいたら相当大変・・・と思いながら読んでいたのですが、そんなモンスターがうちにも生まれてしまったわけで。
多分、カーカのことを読んでいたなかったら、アニーを育てられなかったと思います。


あまりにもアニーとカーカのやることなすことが酷似していて、カーカーはそのはるか上を行っていたから、
「よかった、まだ上にはカーカがいる」
と心のよりどころにしていたし。

本当に、カーカの事を知らなかったら、アニーを育てるのが辛かったでしょう。
そういう意味で、アニーを育てることはつれづれノートは頼れる参考書でした、私の中では。


そんなカーカは少し前から一人暮らし中。しょっちゅう銀色さんとサクの住むマンションに帰っては来ますが、銀色さんも時にはカーカといるのが楽しそう。
ただ、あまりに一緒にいるともう嫌になる様子。
わかる・・・それ。

カーカやアニーのように、アクが強い子ってすっごく面白いけれど、一線を超えちゃうともうダメ。お腹一杯と言う感じ?
ちょっとでいいみたい、ああいうタイプの子と付き合う時間は^^;

ただ、カーカも相変わらずとはいえ、小さい頃から知っている私(私たち読者)は、カーカのここのところの成長には目を見張るものがあります。

もちろん、年齢も年齢なので(多分22歳?)、ちゃんとしていて当然なのだけど、あのカーカが・・・と、思わず目頭を押さえる場面なんかもあったりするのです。

こういう子って、得よね(笑)


なかでも、今回の新刊の中で、私も思わずホロリときたシーンが。
それがこれ。



・・・中略・・・
あとちょっと仕事したら、プールにでも行こうかなと思っていたら、カーカが突然帰ってきた。

どうしたんだろうと思ったら、時間つぶしにみたいなことを言ってる。しばらく喋って帰る時、玄関でやけにゴソゴソゴソゴソしてる。何をしてんだろう。

「カーカ~、そこのいっぱいあるゲーセンのおもちゃ、持ってってよ!」
「あぁ、うん」
「もうそういうの買うのやめたら?」と文句。
「これはしょうがなかったんだよ。みんなでやって、じゃんけんで決めて・・・」
「うん」そうだった。

そして、「ママぁ~」とやってきた。バラのアレンジメントをテーブルに置いて、
「母の日だから。ママ、その日いないでしょ」。
「・・・あら、ありがとう・・・」
「ちょっといいでしょう」
「・・・うん」
「じゃぁ行ってくんね」
「行ってらっしゃい」

バタンとドアの閉まる音。
泣く。


夕方、サコが帰ってきて、テーブルの花を見て「あ、もう来たんだ」って。どれがいいかカーカから相談されたらしい。

カーカにありがとうって喜びを素直に表現できなかった。テレくさくて。おもちゃ持って帰ってって怒っちゃりしちゃった。




カーカ・・・大人になったね。
あんなにケチで損することが何より嫌いな子だったのに・・・

そして、銀色さんが
「わ~、ありがとう!!嬉しい!!」
的に喜ばず、ドアが閉まった後に
「泣く」
と表現するところがもう・・・(ノД`)・゜・。
ものすごーーく共感できます。


カーカのように手がかかったアニーだけど、いずれはカーカのように母の日にブーケを・・・



・・・な~んて、ないないない(ヾノ・∀・`)
そんなこと、期待もなにもしていません。

私が願うことは、
「そんなことにお金を使うなら、ちゃんと食事を摂ってくれ」
です^^;


気持ちがね、あればいいです。
月に一回くらい私の事を思い出してくれれば。

「あ~、お母さんに口うるさく言われないで済む生活って、ブラボー!!」
とかね。


18年一緒に生活していたのだから、きれいさっぱり存在や気配が消えることはないでしょう。
そこここにフラグが立っているはず。

それでもう十分♪

☆゜.+:。゜ 今日も読んでいただきありがとうございます ゜.+:。゜☆

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